視覚障害等で活字による読書が困難な方へのサービス

視覚に障害のある方など、活字による読書が困難な方向けに次のサービスを行っています。

1-1 対面朗読

<内容>

朗読ボランティアの方が対面でご希望の図書館資料等の朗読を行います。なお、個人的な私信や専門性の高い資料等は読むことができない場合があります。

<場所>

中央図書館・生涯学習センタ-図書館・南大沢図書館・川口図書館の対面朗読室

<利用時間>

予約制で午前10時~午後6時のうち、お一人1日2時間以内まで(川口図書館は水曜日と木曜日を除き午後4時まで)。
各館の館内整理日、蔵書点検等、休館している日は利用できません。

<問い合わせ・申し込み>

中央図書館障害者サービス担当に直接、または電話で申し込みをしてください。朗読ボランティアの団体と日程等を調整の上、ご連絡します。

1-2 点字図書・録音図書等の貸出し

<貸出期間・点数>

点字・録音図書の貸出期間はいずれも16日間で、10タイトル以内です。
なお、カセットテープの録音資料や点字資料等は一つのタイトルが複数巻になるものでも、1タイトルとみなします。
例:宮尾登美子著 『蔵』上巻のカセット7巻は1タイトルに換算視聴覚資料(音楽CDなど)は3点以内、貸出期間は16日間です。

<貸出している資料>

八王子市図書館で所蔵している点字図書・録音図書を貸出しています。郵送による貸出しも行っています。
録音図書にはカセットテープとデイジー録音図書(注1)の2種類があります。
なお、点字図書・録音図書は著作権法の規定により視覚障害のある方等以外には貸出しできません。
点字・録音資料所蔵一覧はこちらを参照してください

<所蔵していない資料の取り寄せ>

八王子市図書館では、全国の図書館や点字図書館で所蔵している資料を探し、借りることができる「サピエ図書館」(注2)に加入しています。
ご希望の資料が八王子の図書館にない場合でも、全国の図書館等から取り寄せて貸出しすることができます。
こちらも、郵送による貸出しをおこなっています。
他の図書館で所蔵、あるいは作成していない資料は八王子市図書館で作成できる場合もありますので、中央図書館障害者サービス担当までご相談ください。

<録音雑誌等の貸出し>

八王子市図書館では、以下の録音雑誌等を発行しています。また、全国の図書館等で作成している録音雑誌を取り寄せて、貸出することができます。
ご希望の方は、中央図書館障害者サービス担当までお申し込みください。

<問い合わせ・申し込み>

中央図書館障害者サービス担当に直接、又は電話で申し込みください。

注1 デイジー録音図書

デイジーとはDAISY(Digital Accessible Information Systemの略)で、デジタル方式で、早聞きの機能や章ごとの頭出し等の操作が簡単であるという特徴があります。
また、カセットテープでは、1冊の単行本が数巻から10本以上となっていたのに対して、デイジーではCD-Rの1枚に収まります。
このデイジー規格の資料を利用するには専用の再生機や専用の再生ソフトをインストールしたパソコン等が必要となります(一般のCDプレーヤー等では再生はできません)。
中央図書館では再生機の機器の貸し出しも行っていますので、利用希望の方はお問い合わせください。

注2 サピエ図書館

「サピエ」は、視覚障害者を始め、 目で文字を読むことが困難な方々に対して、さまざまな情報を点字、 音声データなどで提供するネットワークです。
そのメインサービスとして「サピエ図書館」があり、図書館を含む全国のサピエ会員施設・団体が所蔵する膨大な点字図書・録音図書がオンラインリクエストなどによって利用できます。
また、「サピエ」の個人会員になると(八王子市図書館を通じて会員登録できます)、ホームページから、点字データや音声デイジーデータを全国どこからでもダウンロードでき、多様な資料を手にすることができます。
サピエホームページへリンク

1-3 大活字本

大活字本は、大きい文字(14~22ポイント)を使った本で、弱視の方や、小さい字が読みにくい高齢の方にお薦めの資料です。
障害者サービスの登録は不要で10点まで2週間借りることができます。 大活字本の所蔵一覧はこちらを参照してください

1-4 拡大読書器

中央図書館、生涯学習センター図書館、南大沢図書館、川口図書館、中央図書館北野分室には拡大読書器もありますのでご利用ください。
なお、ご利用には図書館の所蔵資料が対象となっております。障害者サービス登録は不要です。