読書感想画コンクール 中学校の部(令和2年度読書感想画(結果))

市長賞

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「かんガエル」
浅川中学校2年 山下 修史

ナパージュ国の規律である「三戒」を守ってさえいれば、争いが起こらないと信じているアマガエル達と、ナパージュ国を狙うウシガエル達、本当の楽園とは何かを考えるソクラテスを表現しました。ウシガエルが迫ってくる様子や、ウシガエルの脅威が伝わるように工夫しました。

読んだ本:カエルの楽園
作:百田 尚樹

教育長賞

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「貴方が空に行った後の夕焼け」
中山中学校2年 倉本 琉来

この物語は人生残りわずかと分かった主人公が短い間にたくさんの人と触れ合い、色んな暖かさを知っていく話です。絵の中央、上の女の人がもっているローソクは空に行ってしまった主人公の輝きを表しました。下の葉は主人公が植えたなえです。暖かい光につつまれフワフワとした世界をえがきました。

読んだ本:ライオンのおやつ
作:小川 糸

図書館賞

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「星の消滅」
浅川中学校2年 田口 望

私が描いた絵の、一番のポイントは迫力です。これは、この話の中心である銀の星の最期。 彼達カラスが最も警戒している天敵ワシミミズクと勇悍に戦い、死んでしまうという大事なシーンです。これは夜の出来事ですが、はっきりと両者の存在感を表わしました。そして、銀の星が少しずつ散っていくことを表現するため、ミミズクよりも弱々しく描きました。この絵で自然の苛酷さを知ってほしいです。

読んだ本:シートン動物記2 カラスの隊長、銀の星へ
作:シートン

優秀賞

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「チェス盤の上の少女」
中山中学校1年 田口 果

私が今回描いたのは、「不思議の国のアリス」に続くルイスの作品、「鏡の国のアリス」です。この物語は、チェス盤とアリスを中心に進むため、地面を白黒にして、出てくる物をマスごとにおさめてみました。また、アリスは最後赤の女王になっておわるので、マスを進むごとに服の色を変え、自分が体験しているように、アリスの顔を見せないふうにしました。

読んだ本:鏡の国のアリス
作:ルイス・キャロル

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「文化の違い」
浅川中学校3年 西田 倫子

アメリカに住んでいた作者が初めてフランスに足をふみ入れ、文化の違いに驚いて感動したシーンが気に入りました。アメリカとフランスの塗り方を変えて、文化の違いを表現しました。アメリカはとにかくカラフルでにぎやかな様子を、フランスはおしゃれで落ついている雰囲気を出しました。

読んだ本:ふらんす物語
作:永井 荷風

入選

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「この絵をみているアナタに」
浅川中学校2年 浅野 陽菜

この作品で表現したいことは自由です。周りからの視線を気にせずに自分らしさを表すために翼を強調しました。強調するために建物や翼の付け根に影をつけました。身体を宙に浮かせることや建物を上から見たときに、どのように見えるのか想像しながら描きました。この絵は私からこの絵をみているアナタに向けて一度の人生を他人によって鳥かごの中の鳥のように生きるのではなく自分らしく生きてほしいと伝える架け橋のような絵です。

読んだ本:私は私のままで生きることにした
作:キム スヒョン

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「ねえ、今から晴れるよ!」
長房中学校1年 飯田 美緑

私は、色や、色のぬりに工夫をして絵をかきました。皆とちがって映画を知らなく、本で知ったので色が分からなくて、色合いを考えるのが大変でした。色のぬりも、絵の具だけでなく色えんぴつも入れて、色をあざやかにしました。また、色と色をまぜて、自分好み、その絵にあった色にしあげ、絵に本の内容のような感動が生まれるように、気持ちもこめました。小説しか読んでいないけれど、この本はとても良いお話で、読んでいて感動したことが、絵から伝わるように一生懸命描きました。

読んだ本:小説天気の子
作:新海 誠

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「宇宙と母の光」
松木中学校2年 木村 和歌

「宇宙。」かつての天才少女だった栄伝亜夜が国際ピアノコンクールの予選で演奏中に入った“ゾーン”の中を描きました。あたりは宇宙で広がっていて背中の後ろには小さい頃に亡くなったお母さんの姿……。この場面は栄伝亜夜を大きく成長させた場面なのでとても印象に残っています。星や光を歯ブラシを使って表現する工夫をしました!

読んだ本:蜜蜂と遠雷
作:恩田 陸

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「現実はどちら」
浅川中学校3年 内藤 千沙都

主人公の栗栖川亜理はよく不思議の国に迷い込むアリスの夢を見る。ある時、その夢の中での死が現実の死とリンクしていることに気づく。私は、亜理のいる地球とアリスのいる不思議の国のどちらが現実かと悩む様子が印象に残った。額縁の中はひとつのつくられた世界として、それぞれの世界を表した。お互いに相手の世界に額縁をかけることで、相手の世界を現実ではなく夢だと認識している様子を表した。

読んだ本:アリス殺し
作:小林 泰三

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「カラフル」
松木中学校2年 松野 遥奈

この本の内容には、「暗い自分、世界」から、「明るい自分、世界」になっていくストーリーです。 私は「暗い自分、世界」を黒で表現し、「明るい自分、世界」を「カラフル」で表現しました。明るい自分が、暗い自分を引っぱっているのは、「世界は暗くない。カラフルだよ。」と暗い世界から出る所を表しています。

読んだ本:カラフル
作:森 絵都