東京八王子西ロータリークラブ会長賞

「さあ、進め。『サーカス』よ」
石川中学校2年　坂本　朋子

鬱蒼と萌える“暗い森”に囲われた世界。一回よんだだけで、すごくはまりました。暗く、怖く、そして幻想的で、このサーカスに魅せられてしまいました。生まれつき角の生えている少女、二つ頭の双子、狼少年… “彼ら”の意思は何だったのか。私にもわかりませんが、こんな不思議な世界を少しでも表現できたらいいなと思います。あの世界と、この世界は、どこかで、つながっている。

読んだ本：暗い森のサーカス
作:マチゲリータ

最優秀賞

「今日まで…」
いずみの森小中学校(第三中学校)2年　八木　華

地球と世界の最初から、光や水、酸素から人間が誕生し、今の私まで、47億年間の私と地球の物語について書かれています。絵の中の手は今の私を表していて、持っている虫眼鏡は今日までの地球のすべてを見る。という意味をもたせています。細い線で、細かく描きました。私がこの本を読み、想った今日までの地球のすべてを表現しました。

読んだ本：earth code 46億年のプロローグ
作:GENERATION TIMES

優秀賞

「魔女と醜い地球」
石川中学校2年　大澤　なな実

美しい宇宙とは対象的な醜い地球をポイント的に描きました。地球は人間の汚れた感情や欲を表現しました。描いた魔女は、汚れた感情や欲を見なかったことにしている私たちをわらっているような感じを表現しました。表現しきれない部分もたくさんありましたが、描けて良かったです。

読んだ本：吸血鬼と死の天使
作:赤川　次郎

「山の麓」
浅川中学校2年　岡部　裕斗

色に強弱をつけることによって立体感を出し、色を濃く使うことによって鮮やかに仕上げました。

読んだ本：岳
作:涌井　学

「ヒナゴン」
別所中学校1年　吉田　心

絵の中央に描かれている「ヒナゴン」の毛なみを工夫しました。草原も2色使って細かく描きました。想像上の生物なので絵にする事は難しかったですが自分の思うままに表現しました。

読んだ本：いとしのヒナゴン
作:重松　清

入選

「狼王の悲しみ」
城山中学校1年　小松　みのり

草や毛の質感をクレヨンや色えんぴつで表現しました。オオカミの悲しみを表現するために、耳を下げたりして、動物らしい表情をかきました。落ちついた草の色をぬり、太陽を目立たせました。白狼の首の傷を痛々しく表現しました。オオカミが遠吠えしているように口を上に向いているようにかきました。

読んだ本：狼王ロボ
作:アーネスト・T・シートン

「ナルニア国物語よりライオンと魔女」
横川中学校2年　坂本　絹太郎

これは、「ナルニア国物語」から私が気に入った「ライオンと魔女」の中の6つのシーンです。中央の絵は主人公のルーシィが衣装たんすを開けて、ナルニア国へ導かれた時です。ここが物語の始まりです。ナルニアの王、アスランとの出会い、伝説上の獣たち、そして魔女。様々な出逢いと冒険が待ち受ける世界をファンタジックに描きました。絵の右側に描かれているのはルーシィを見守るナルニアの王、アスランです。

読んだ本：ライオンと魔女
作:C・S・ルイス

「パズルとキューブ」
いずみの森小中学校(第三中学校)2年　田島　陽佳

一つのルービックキューブに、この話の登場人物をのせることで、ルービックキューブを原因として、登場人物が迷ったり、悲しんだりしているのを表現しました。花は、登場人物の性格やイメージを私が考えて入れました。絵全体がパズルのようになることで、より、話の印象に近くしようとしました。パズルが端からとれてしまっているのも、話の内容に合わせました。

読んだ本：退出ゲーム
作:初野　晴

「ずっと覚えてる」
横川中学校2年　野沢　ゆり子

この猫は本の中で主人公の飼っている猫です。六色の星は主人公を表しています。この猫は、昔亡くなった主人公の母を「忘れてしまった」と本の中で言っています。でも、「幸せだったことは覚えてる」と言っています。主人公のこともどんなに好きだったとしても、忘れてしまうかもしれないけれど、「幸せだったこと」はずっと覚えていると思い、猫が星を見てほほ笑んでいるようすを表しました。

読んだ本：世界から猫が消えたなら
作:川村　元気

「そして誰もいなくなった。」
別所中学校1年　山﨑　麻衣

・色をぬるのに苦労した。
・全体的に暗いイメージにしたかったので、まわりをカケアミで黒くした。
・コップ、水、岩、金属の色がむずかしかった。

読んだ本：そして誰もいなくなった
作:アガサ・クリスティー