読書感想画コンクール 中学校の部(平成27年度読書感想画(結果))

市長賞

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「現実逃避「混乱」」
別所中学校2年 山口 空叶夢

登場人物の恨みから逃げたいという思いを表現するため、目をとじれば明るい世界がひろがるという、誘惑を中心に描きました。この絵に描かれているハートは「愛」ではなく、「あまえられる存在」というふうにとらえてください。 中心の人物に色をぬらなかったのは、つらい思いを表現したかったからです。青の部分は希望を表しています。

読んだ本:天国と地獄
作:赤川 次郎

教育長賞

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「罪悪」
陵南中学校2年 實石 彩七

まず、横たわっているのが先生です。遺影は両手で持つので、他の物はもてませんし、ましてや楽しそうに持つなんてできません。私は職に就かず寡黙な先生をKという人の遺影を持ち、人生を歩んでいる人だと感じました。原稿用紙は先生の手紙、女の人は奥さんで、手紙に血のようについているのは先生の思いです。そして、彼岸花には「悲しい思い出」という花言葉があります。そして、先生に出会い手紙を拾う私です。

読んだ本:こゝろ
作:夏目 漱石

東京八王子西ロータリークラブ会長賞

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「とどかない」
石川中学校2年 溝江 里菜

ロボットに触れるとさびつかせてしまうという少女が、知能を持ったアンドロイドに叶わぬ恋をしてしまうということを表現しました。 歯車や電子基盤、コードなどで機械らしさを出せるようにしてみました。

読んだ本:二息歩行
作:波摘

優秀賞

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「歩行祭」
由井中学校2年 田沼 ちあ

この話は修学旅行の代わりにある北高の伝統行事「歩行祭」の一夜の話です。主人公の甲田貴子は西脇融が腹違いの兄妹であることを隠し、複雑な思いを抱いていました。 親友からの葉書、融の身に起きた出来事、二人の微妙な関係、高校生の多感な心情それらを一枚の絵で構成し表現してみました。 貴子が手にしたカンコーヒーがとても印象的だったのでメインに描きました。

読んだ本:夜のピクニック
作:恩田 陸

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「ミーコの感情」
石川中学校1年 堀田 音

ミーコは大人になるまでたくさんの体験をしてき、色々なうれしい事は表に出し、かなしい事、つらい事は周りの人がかなしまないように裏にかくしています。遠くから見ると普通にかわいい猫ですが、近くで見るとミーコに何があったのか分かります。絶対に忘れられないミーコの思い出もあります。そういう事を思いながら、この絵にまとめました。

読んだ本:多摩川にすてられたミーコ
なりゆき わかこ

入選

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「表の世界と裏の世界」
浅川中学校1年 石井 彩萌

絵の表現したポイントは2つの世界にわけた所です。上側はふつうの明るい世界で明るい気持ち、下側は地獄のような世界で苦しい、悲しい気持ちを表しています。理由はその明るい世界と暗い世界の2つの世界と2つの世界の差をはっきり表現したいと思ったからです。

読んだ本:特別法第001条DUST<ダスト>
:山田 悠介

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「このままだったら」
石川中学校2年 海野 晋作

僕がこの絵を描いた理由は、この本であらためて、生き物が絶滅したり、減少したりしていることを知ったので、今でもこんな光景が見られたら良いと思って描きました。一匹一匹のヒョウの毛や目を描くのを工夫しました。背中の毛の色の変化を出すのがたいへんでした。目を、いきいきした感じをだすのが難しかったです。周りの風景の山奥の感じをだすのもたいへんでした。

読んだ本:キーパーズ 碧山動物園日誌
作:美奈川 護

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「王獣との絆」
城山中学校3年 小松 みのり

主に水彩絵の具と色鉛筆を使って描きました。優しい雰囲気の場面は明るい色を使って、迫力があるようにするときは暗めの色を使いました。王獣をたくさん描いたので同じような感じにならないよう異なる色を使ったり、線の強弱をつけて目立たせたりしました。 真ん中に描かれているのは王獣(リラン)が少女(エリン)を助けようとしている場面です。そのときエリンがリランとの思い出を浮かべているように描きました。

読んだ本:獣の奏者II 王獣編
作:上橋 菜穂子

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「エラゴンとサフィラ」
打越中学校2年 進藤 仁美

主人公がドラゴンの卵を拾った場面です。ドワーフが住む地下都市のある山脈を背景に描いた。 ブルーのドラゴンが生まれ、これから冒険が始まるところを表現した。

読んだ本:エラゴン~遺志を継ぐ者~
作:クリストファー・パオリーニ

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「People in the world」
浅川中学校2年 鈴木 つづる

この絵のポイントは、それぞれの国や裕福さなどを“絵”だけで表現したところです。貧しかったり、金もちだったり、絵を描いているうちに、世界の人々の大変さが本当によくわかりました。自分がこの中の1人だったら、だれになるんだろう?そんな事を考えて見てくれるとうれしいです。

読んだ本:世界がもし100人の村だったら
作:C・ダグラス・ラミス