読書感想画コンクール 中学校の部(平成28年度読書感想画(結果))

市長賞

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「ライオンと4人の勇者」
城山中学校2年 迫 杏奈

この物語は、ナルニアを冬にしてしまった魔女をライオンと子供達が倒す物語です。その魔女とライオンは敵対しているのでそれを表すために2人を両端にかきました。ライオン側は、暖かさや強さを表す赤を中心に使い、魔女側は冷たさや寂しさを表す青を中心に使いました。

読んだ本:ライオンと魔女
作:C.S.ルイス

教育長賞

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「今だけ伝える大切な事」
石川中学校2年 佐藤 愛梨

青い鳥という本は、私と同じ中学生達が一人一人、違う視点で非常勤講師の村内先生という、言葉が上手く話せない先生と出会い、今、本当に伝えたいことを話し、その人にとって何が大切なのかを教えてくれる、とても心暖まる本を選びました。

読んだ本:青い鳥
作者:重松 清

東京八王子西ロータリークラブ会長賞

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「CHRONUS」
別所中学校3年 山口 空叶夢

この作品を読んで感じたことは、人間は欲のために時間をも壊してしまうということ。僕が表現したのは神クロノスに攻撃をする人間です。自然の中のクロノス。その静寂な空気を壊そうとする醜い手。それが人間です。僕が工夫したのは肌の色で善悪を表現することです。僕はこの作品では細かく書かれてはいない、人間が時間を変えるリスクについて表現したいと思い、このような作品を描きました。

読んだ本:時をかける少女
作者:筒井 康隆

優秀賞

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「雑草という名の草はない」
浅川中学校2年 德永 実優

「雑草という名の草はない」このタイトル通り、植物には1つ1つ名前があり、命があります。その言葉のように、1つ1つの植物を大切に、丁寧に描いていきました。また、中央の二人が1つの虹色の植物を手に取っていることで幸せな空間を表現しました。本物の植物の見た目に近づけることよりも私は、植物とはこんなにも美しいものだと実感してもらえることを1番に考えて描きました。

読んだ本:植物図鑑
作者:有川 浩

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「人生とは。」
元八王子中学校2年 原 胡桃

小学生の主人公、小柳奈ノ花が「幸せとは何か」を国語の授業で考え、幸せに自分から歩み寄るお話です。学校に友達がおらず「人生とは~」が口癖の奈ノ花は手首に傷がある南さん、とても格好いいアバズレさん、一人暮らしのおばあちゃん、そして尻尾の短い彼女と出会い、物語は進んで行きます。夢を見ていた状態、成長した奈ノ花が昔を思い出しているように、回りには物語で印象に残った物を描いた所がポイントです。

読んだ本:また、同じ夢を見ていた
作者:住野 よる

入選

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「Ardente pregando~想いを月の調べに乗せて~」
別所中学校2年 三浦 后麿

背景は、全て主人公の思考や感情です。黒い線で描かれているものは暗い考え(劣等感、不安、悪夢・・・など)、白い線で描かれているのは殆どが明るい考え(嬉しい、楽しい、好き、尊敬・・・など)です。指が青いのは「PTSDでまた指が硬直し、演奏が止まってしまうかもしれない」と云う焦燥感と恐怖を表しています。髪や蒼いところに星があるのは、そこを空に見立ててもらいドビュッシーの「月の光」を弾いていると思ってください。

読んだ本:さよならドビュッシー
作者:中山 七里

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「桜の木の下で」
浅川中学校2年 郷 朱里

幻想的な背景にするため薄いスカイブルーから濃い青へとグラデーションにしました。少女の胸の中にすうーっと入って通り過ぎていく天の川のようなものは、少女の気持ちや思いが過り去る様子を表現しました。

読んだ本:秒速5センチメートル
作者:新海 誠

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「表裏一体、玩物喪志」
横山中学校3年 岡野 七海

人物の表情を描かず、あえて真っ黒にすることでこの話のミステリアスな感じを表現しました。また、ハイド氏の家の写真やジーキル博士の家の鍵、Eと書かれた引き出しと中に入っていた3つの物など、物語の中で重要になってくる物たちを描き出すことで、この話の中でどんな展開が繰り広げられ、どのような結末が待つのかを考えさせられるように配置にもこだわって描きました。

読んだ本:ジーキル博士とハイド氏
作者:ロバート・ルイス・スティーブンソン

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「七人の盗賊達」
浅川中学校2年 河内 理恩

中学生が七人の大人たちを見つけて、その人達が盗賊だったと知り、驚いているところです。そこで中学生が目にした個性豊かな七人を描こうと、七人のそれぞれの背景の色を変えて、表現しました。

読んだ本:ぼくらと七人の盗賊たち
作者:宗田 理

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「僕の三角定規」
第六中学校3年 大久保 都季

この本は、主人公の秀美くんと魅力的な登場人物たちとの関わりを通して、自分の価値観だけが正しいわけではないということを教えてくれる本です。秀美くんには世界がどう見えているのだろう?ということを考えて、不思議な雰囲気が感じられるように、細かいところまでこだわって描きました。

読んだ本:僕は勉強ができない
作:山田 詠美